薬剤編
ブレイカー、インベーダー、ストロングジェルは、塩素系成分で製造された薬剤ですが、従来のカビキラー、ハイターなどの次亜塩素酸系成分の薬剤とは大きく異なる『安心の特徴』をもっています。
まず、従来のカビキラー、ハイターなどの次亜塩素酸系成分の薬剤は次のような特徴がありました。
- 遊離塩素剤で、反応が極めて早い
- 極めて早く自己分解してしまい、効果が失われる
- 有効成分(次亜塩素酸)のほぼ100%がイオン化してマイナスの電荷にチャージしている
- カビや汚れの表面(マイナスの電荷にチャージ)と電子反発して浸透しにくい
- 結果的に、カビの根っこまで届く前に分解してしまい、根っこまで分解除去できない
- きつい塩素臭がする
- 大量の塩素ガスの発生で危険
- 苛性ソーダを大量に含むため、強いアルカリ性を示し、むせやすい。
- 素材を傷める
- 漂白してしまう
しかし、ブレイカー、インベーダー、ストロングジェルは、それぞれ欠点をカバーすることを実現しました。
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ブレイカー
遊離塩素剤だが、有効成分(次亜塩素酸)のほぼ100%が分子化して、電荷を帯びていないので、汚れやカビに浸透しやすい。アルカリ性の次亜塩素酸製剤に比べて、同一濃度で50?80倍の殺菌能力を持ちながら、肌にも、口に入っても安心で、素材を傷めにくい。
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インベーダー
安全な結合塩素剤で、水道法で飲み水の殺菌剤として認められている。反応が極めて緩やか(遊離塩素の1000から10000倍遅い!)で、なかなか自己分解せずに、菌糸に沿って浸透し、じっくりと菌糸の奥まで攻撃してはがれやすくする。肌にも、口に入っても安心で、素材を極めて傷めにくい。
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ストロングジェル
カビキラーの2.5倍くらい強力な超強力遊離塩素剤なのに、有毒塩素ガスの発生が極めて少なく、塩素臭の問題を大幅に解決。ジェルタイプの塗布するタイプで、液だれもなく安全に処理ができる。
安全に殺菌
「カビ処理革命」ブレイカー(特許取得済)
- ①口に入っても肌に触れても安心な、画期的なカビ分解剤。通常の漂白系塩素剤と比較すると、50~80分の1の濃度で同等以上の殺菌効果を発揮。
食品工場や外食産業でも安心して使用できます。
人が作業されている環境で、気化噴霧による空間の殺菌処理にも利用できる安全性です。
- ②食品添加物タイプは、食品の殺菌処理に使用可能食品衛生法に基づく食品添加物殺菌料製剤です。カット野菜や食材、食品加工器具などの殺菌に活躍します。
- ③短時間に自己分解し、残渣は、ごく微量の塩が残留するのみで、極めて安心です。
- ④ウィルスから細菌、真菌に至るまで、幅広い菌対策に有効。
浸透じっくり殺菌
「カビ処理革命」インベーダー(特許取得済)
- ①バイオフィルム(スライム)に浸透して剥離除去。通常の低濃度の遊離塩素消毒では対応できないバイオフィルムも低濃度で剥離除去できます。
- ②食品工場等の処理に最適な安全性。水道法で、水道水(上水)の殺菌処理にも認められている処理方法で安心です。
- ③通常の漂白系遊離塩素消毒と異なり素材腐食性が極めて低く、使用箇所を選ばない。
安全に長期間 防カビ・抗菌
「カビ処理革命」ストッパーE<防カビ・抗菌剤>
日本初の、安全性を追求した防カビ剤「MIS」(特許取得済2017年4月)
- ①口に入っても肌に触れても安心な、ここれまでの防カビ剤の常識を覆す極めて安全な防カビ・抗菌成分が、長期間防カビ・抗菌効果を維持。化粧品レベルの安全なバインダー成分で対象面に長期間定着。長期間カビを生やさない、増やさない。
- ②カビを不活化して、胞子から菌糸へ育たない。菌糸が育たず胞子が生まれない新発想。
- ③身の回りの環境で見られるほとんどの真菌に効果を発揮。
身の回りの環境で見られる様々な系統の真菌52種で効果を検証済み。
検証結果を室内環境学会や都市有害生物管理学会などで学会発表も実施しています。
(フジサンケイグループのエフシージー総合研究所と、ピュアソンの共同研究として)
- ④公立美術館や食品工場、食品スーパー、豪華客船などでも効果検証を実施済み。
『防カビSTOPPER』の抗菌メカニズム
本来カビはとても死ににくい菌です。そのため、今までのカビ取り剤は毒性の強い成分が必要でした。しかし「MIS」は、カビを殺すのではなく育成力を抑えることで、カビが生きられない環境を作り出します。そのため、人体に影響をもたらすような毒性の強い成分を含まなくても、十分な防カビ効果が得られるのです。
MISの防カビメカニズム
カビ自体を殺すのではなく、カビ自身が生きるために水や栄養を取り込もうとするシステムを故障させて活動できなくします。
安全性の高い構成成分
MISは、高い安全性が確認されている三系統の成分からできています。さらに、各種安全性試験についてもクリア済みです。
強力・速攻殺菌・低塩素臭・ジェルタイプで垂れない
「カビ処理革命」ストロングGEL <強力・速攻除菌カビ除去剤>
- ①短時間で処理を終わらせたい現場に、諦めていたひどいカビも短時間で消し去る、殺菌カビ除去剤。
従来の塩素系殺菌漂白剤では落とせなかったカビを短時間でみるみる殺菌除去します。
- ②低塩素臭のジェルタイプで、少量を薄く塗布するだけで、みるみる頑固なカビが消えていきます。
ジェルタイプで、液だれせずに塗布でき、しっかりと密着するので、少量の塗布で高い効果を発揮します。
しかも、低塩素臭で、これまで塩素臭の問題や液だれの問題で従来の塩素系殺菌漂白剤を使えなかった箇所のカビ除去が可能になります。
- ③大手食品工場、食品スーパーなどでも効果検証を実施済み
処理方法編
こすり落とす物理的な作業は不要。
基本的に足場を組むことなく、施工例写真のようなローラー塗布と噴霧作業で処理が完了します。
安全性の高い薬剤を使用しますが、念のため施工箇所、機械、器具類には養生を行います。
この処理方法は、ピュアソンにて特許出願中(2016.7出願)です。
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当日に完全にきれい仕上げる場合やカビの状況が極端にひどい場合、油分と一緒になって薬剤が浸透しにくい場合
極めて塩素臭の低いストロングジェルの塗布処理やインベーダーのpH調整等、現場の状況に応じて確実に処理できるよう、専任作業者が判断し、対応させていただきます。
カビ処理革命処理作業工程
- インベーダー
- ストロングジェル
- インベーダー
- ストッパー
- ①カビ処理革命インベーダーを用いて処理面1㎡あたり30~50ml程度を吹きかけ(しっかりと表面が濡れる程度)、15分間放置。
- ②カビ処理革命ストロングジェルを、ローラー等を用いて処理面1㎡あたり15~20ml程度塗布し、10~30分放置。
- ③カビ処理革命インベーダーを用いて処理面1㎡あたり30~50ml程度を吹きかけ(しっかりと表面が濡れる程度)、15分間放置。
- ④カビの状況に応じて上記①?③の作業を繰り返し、カビを完全に除去できたら、表面が大体乾燥するまで放置
- ⑤噴霧器等を用いて カビ処理革命ストッパーを、処理面1㎡あたり30~50mlを吹きかける。
(しっかりと表面が濡れる程度)
- ⑥自然乾燥させて処理完了
この段階で目視できるカビは消え去り、防カビ処理も完了しています。
インベンダーを噴霧
ストロングジェル塗布
ストッパーを噴霧